南砺市の五箇山地域では、特産の赤かぶの収穫が最盛期を迎えています。しかし、今年は猛暑の影響などで収穫量が減っていて、生産者が困っています。助田記者のリポートです。
南砺市の五箇山農業公社の畑では、きょう、朝から赤かぶの収穫が行われていました。
公社ではおよそ2ヘクタールの畑で赤かぶを栽培しています。しかし…
五箇山農業公社 髙原和也主任「去年と植えた量は一緒だけど、収量は半分以下くらいですね」
赤かぶの旬は11月末ごろまでで、去年はおよそ15トン収穫しましたが、今年は現時点で4トンほど。猛暑が長く続いたため、生育が順調に進まなかったことが原因ではないかとみています。
髙原主任「朝寒くて昼間は暖かいという寒暖の差でかぶらは大きくなるんですけど、それがなく、夜も暖かかったもので」
また、秋になっても気温が下がらなかったため、例年よりも雑草や虫が多く、これも生育に影響しているとみています。
雨が続いた期間もあって、こんな影響も。
髙原主任「雨が続くと、茎のほうから水が入って腐ってしまう」
きょうも、腐ってしまった赤かぶを取り除きながら作業を行っていました。
公社で収穫した赤かぶは県外に出荷されます。量は少ないものの、五箇山の味覚を楽しんでほしいと高原さんは話します。
髙原主任「みんな大切に育てたかぶなので、おいしく食べてもらえれば。今年はそんなに量はないですけど、食べてもらえばうれしいですね」
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