実際に建物が燃える様子を見て火事の怖さを学んでもらおうと、きょう、富山市で市内の児童を対象にした防火教室が行われました。
防災教室には、市内の5つの小学校から児童あわせて250人が参加しました。
会場では、模擬住宅に火を付ける実験が行われ、児童たちの目の前で建物が黒煙と炎に包み込まれました。
「火事です、家が燃えています」
児童の代表が消防に通報し、火事現場の状況や住所を正確に伝えると、消防隊員が駆けつけて放水し、火を消し止めました。
建物が燃える様子を間近で見た児童らは。
「すごい怖かった、煙か出ていて怖いと思いました」
「燃え広がるスピードとか、熱さが怖かった」
「ママとパパに、火はすぐに燃え広がるから注意して使ってねって(伝えたい)」
富山県における人口1万人あたりの火事の件数は去年まで33年連続で全国最少です。
理由について県消防課は「子どもたちへの防火教育が積極的に行われていること」などを挙げています。
富山市は今後、きょうの防火教室の様子を映したDVDを市内すべての小学校に配布し、防災教育に役立てていくとしています。
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