雪道での車の立往生など万が一の際に役立つのがタイヤチェーンです。チェーンの取り付けを一般の人に体験してもらおうと、JAF=日本自動車連盟が富山市で講習会を開きました。そのポイントとは?
■講習会で手順確認
この講習会は、雪の季節を前に普段あまり経験しないタイヤチェーンの取り付け方を知ってもらおうと、JAF富山支部が開きました。
参加者は、チェーンの表と裏を間違えないよう注意することや、前輪駆動の車なら前輪になど駆動するタイヤに巻くことなど、取り付け手順を確認していました。
参加者「かなり難しい。実際やってみると力もいるし気を付けるべきポイントもあるので、一度、講習会で経験しておいた方がいいなと感じました」
■装着未経験の記者が体験
タイヤチェーンを取り付けた経験がない記者も装着を体験しました。
山田記者「大雪、吹雪の時にこれをやると考えると…これ無理ですよね。入らないですね」
慣れた人が取りつけると15分ほどで装着できるということですが。
山田記者「できました。装着にかかった時間は30分以上かかりました。大雪の時にこれだけ時間がかかるのは厳しいですよね」
JAF富山支部 林宏二さん「実際の大雪の装着時は2倍以上時間がかかります」
■去年県内での「スタック」救援は652件
県内では冬場に雪による立往生がたびたび起きています。
JAF富山支部によりますと、県内で去年12月から今年2月までに、雪道のくぼみから抜け出せなくなる「スタック」などでの救援は、あわせて652件にのぼりました。
警報級の大雪の際は、冬用タイヤの装着だけでは備えは十分ではないといいます。
JAF富山支部 林宏二さん「近年の大雪で立往生が起きています。タイヤチェーンを持ってもらって、もし立往生した場合は事前に備えておいて対処出来るようにお願いしたい」
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