氷見漁港でけさ、「ひみ寒ぶり宣言」が出され、本格的な寒ブリ漁のシーズンが到来しました。
氷見漁協によりますと、午前7時までにおよそ600本のひみ寒ぶりが水揚げされたということで、昨シーズンより1か月余り早く、本格的な寒ブリ漁を前に宣言が出た格好です。
ひみ寒ぶり宣言は、今シーズンから重さの基準がこれまでの6キロ以上から7キロ以上に変更されました。
並んだブリの中には重さが13キロを超えるものもあったということです。
今シーズンは、11月中旬になって水揚げが1000本を超えた日もあったということです。
いっぽう、今シーズンのブリの漁獲量について、富山県水産研究所は、今年10月から来年3月の3歳以上の漁獲量は、平年の146トンを下回る101トンと予想しています。
海水温の状況から富山湾には来遊しにくく漁獲量が伸びないのではということです。
ひみ寒ぶりは贈答用として人気があり、漁業関係者は能登半島地震からの復旧と復興の中で、今シーズンの「ひみ寒ぶり漁」に期待を寄せています。