県立高校の再編をめぐり、県教育委員会はきょう、2038年度までに全県で20校程度に減らす方針を示しました。
これは、きょうの県総合教育会議で示されたものです。
学校数20校程度に 3つの規模に分け
学校数は、現在の全日制34校から20校程度までに減らす方針です。
少子化が急速に進む中、各校1学年あたり200人から250人の規模を維持するため再編整備が必要と判断しました。
各学校を、3つの規模に分ける考えで、拠点校となる大規模校は募集定員の目安を1学年400人から480人程度とし、校舎の新築も検討します。
中規模校は、現在の高校を改修するなどして教員の配置や部活動の数を確保し、生徒の選択肢の幅を広げる考えです。
小規模校は、現在の高校の活用を基本とし、特色ある教育活動への期待や生徒の通学時間を考慮して設置します。
学科については普通系学科と総合学科、職業系専門学科に分けるとしています。
県教委の方針に対し委員側からの異論はなく、県と教育委員会は今後、県内各地でワークショップや意見交換会を開催するなどして、今年度末にも基本方針を取りまとめるとしています。
この記事の動画はこちらから再生できます