パトカーのサイレンの音が聴こえづらい人も、緊急走行とパトロールを区別できるよう、富山県警は、赤色灯に新たな光り方を追加したパトカーを、きょうから導入しました。
新たな赤色灯は、事件事故現場への緊急走行ではこれまで通り、サイレンを鳴らしながら0.5秒間隔で光ります。
一方、通常のパトロールでは、およそ2秒間隔でゆっくり光らせ、見るだけで違いが分かるようにします。
従来のパトカーは、緊急走行も通常のパトロールも赤色灯の光り方は同じでした。
緊急走行時には赤色灯に加えてサイレンを鳴らしますが、音が聴こえづらい人には見た目での区別が難しく、改善を望む声が警察庁に寄せられていました。
県警察本部警務課 横井貴暢次席「聴覚障害の方をはじめ、誰もが安全・安心に暮らせる社会の実現に向けて取り組んでいきたい」
県警は新しい赤色灯を搭載したパトカーを、きょうから富山中央警察署で1台導入し、今年度中に事故処理車でも1台増やす予定です。
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