神通川流域で発生した4大公害病の1つ、イタイイタイ病の被害に苦しむ住民の歴史をまとめた書籍が出版され、きょう、被害者団体に寄贈されました。
寄贈されたのは、「いのちのために闘いつづけるイタイイタイ病住民運動のこれまで、そしてこれから」です。
富山市の清流会館に著者でジャーナリストの向井嘉之さんが訪れ、イタイイタイ病対策協議会の江添良作会長に20冊を寄贈しました。
向井さんは、これまで58年にわたってイタイイタイ病問題の取材を続けていて、「被害地域の住民が歩んできた苦闘の歴史をまとめたもので若い人にも読んでほしい」と話し江添会長は「今後の活動に生かしていきたい」と答えていました。
この記事の動画はこちらから再生できます