人間国宝の陶芸家、鈴木藏の独自性に富んだ「志野焼」の作品展が、富山県水墨美術館で開かれています。
安土桃山時代に成立したとされる志野焼。
その重要無形文化財の保持者である鈴木藏は、薪窯でしか焼けないとされていた志野にガス窯で挑戦するなど、独自の作陶スタイルを確立しました。
90歳の卒寿を迎えても情熱は衰えず「志野には日本人の美意識の独特さと素晴らしさがある」として「新しくて力強い」作品作りに取り組んでいます。
会場には初期から最新作まで109の陶芸作品に加えて、作品作りの道具や土などが展示され、鈴木藏の世界を多角的に知ることができます。
この展覧会は来月19日まで開催されます。
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