能登半島地震による液状化の被害が大きかった富山市の東蓮町地区で、市が住民への説明会をきょう開き、対策として地下水の水位を下げる工事を提案しました。
地区の公民館で開かれた説明会には、住民およそ60人が参加しました。
東蓮町地区では能登半島地震で液状化が起こり、およそ260世帯のうち少なくとも70世帯で、家が傾いたり塀が破損したりなどの被害が報告されています。
きょうの会合で市は、地盤調査の結果から、能登半島地震と同じ規模の地震が起きた場合、再び液状化被害が発生する可能性があるとしました。
また対策として、液状化の原因となる地下水の水位を下げる工事を提案しました。
これに対し住民からは、工事後の維持管理費の負担見直しを求める意見などが出ました。
市はこの工事について、今年度中に住民の同意を得たいとしています。
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