北アルプスの登山道の持続的な維持・管理のために実施した、登山者へ協力金を求める制度の実証実験について、山小屋などの関係者がきょう、集まった協力金の配分方法や使い道などを協議しました。
協議会には、薬師岳・奥黒部山域の山小屋や自治体などから18人が集まり、今年から始まった登山者へ協力金を求める新たな取り組みについて、意見を交わしました。
協力金は、山小屋に設置した協力金箱や銀行振り込みなどで募り、今月13日までに559万7104円が寄せられました。
会議では、登山道を維持・管理できる人材の育成や、協力金の使い道を示し透明性確保を求める意見などが出たということです。
事務局を務める環境省は、出された意見を取りまとめ、今年度末に開く総会で方針を決めることにしています。
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