今後の雪の状況について気象予報士の数家さんが解説します。
北陸の上空には、この冬一番の寒気が流れ込んでいます。
雪のピークは、あすの夜からあさってにかけてで、警報級の大雪になる可能性があります。
まずは、雪雲と風の予想です。
日本海にある雪雲の帯、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に注目してください。
あすの午前中は新潟より北の日本海側を中心に流れ込んでいますが、あす夕方頃から富山県にかかるようになります。
その後、あさっての朝方には、山陰地方に移動しますが、雪雲は県内に留まったままです。
一旦、雪の止み間もありますが、11日土曜日にかけて県内では雪の降りやすい状態が続く予想となっています。
上空1500m付近の寒気の様子を見てみると、あす北陸の上空は地上で雪が降る目安となるマイナス6度の寒気に覆われます。
あさって金曜日は、さらに低いマイナス9度以下の寒気にすっぽりと覆われます。
11日土曜日には寒気が緩んでくる見込みです。
寒気のピークはあす夜からあさってにかけてです。
きょうの雪の映像雪の予想です。
きょう夕方からあす夕方までの24時間降雪量は、いずれも多い所で平野部が25センチ山間部で60センチの見込み、その後、あさって夕方までの24時間では平野部が40センチ、山間部が70センチの見込みです。
あすとあさっては、大雪警報が発表される可能性があります。
大雪による交通障害やビニールハウスなど農業施設への被害のほか、県東部の海上を中心に雪を伴った強風に注意・警戒してください。
暴風雪警報の可能性もあります。
県内では、この冬はじめてのまとまった積雪になる可能性があります。
雪道での車のスリップ事故や除雪の事故などに十分、注意してください。
最新の状況は、後ほど天気情報のコーナーでも詳しくお伝えします。
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