短編小説のコンクール、北日本文学賞の受賞作を朗読するラジオ番組の収録が、きょう北日本放送で行われました。
朗読「踵をあげて、背中に力を入れて背伸びをすると、腰からぴきんと音がした。瞬間、腰に激痛が走った。」
大沢綾子アナウンサーが朗読したのは、第59回北日本文学賞の受賞作「月と鱧」です。
大阪市のフリーター、岡本佳奈さんの作品で、派遣社員である1人暮らしの女性が人知れず抱える不安や孤独感、暮らしの中のささやかな幸せといった心の機微を等身大で描き出しました。
北日本文学賞は北日本新聞社が行っている短編小説のコンクールで、今回、国の内外から寄せられた880編の中から選ばれました。
作品の朗読番組は、KNBラジオで来月2日の午後4時から放送します。
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