今月3日、富山市民病院で70代の男性が脳死と判定され、心臓や肺などの臓器が、合わせて5人に移植されたことがわかりました。
日本臓器移植ネットワークによりますと、臓器を提供したのは富山市民病院に入院していた70代の男性です。
男性は今月3日、低酸素脳症により、臓器移植法に基づく脳死と判定されました。
男性は健康保険証や意思表示カードで臓器提供の意思を示していました。
臓器の摘出手術は5日に行われ、心臓が九州大学病院で50代の男性に移植されました。このほか肺、肝臓、腎臓が県内外の男女4人に移植されました。
県内での脳死判定に伴う臓器提供は、日本臓器移植ネットワークが公表しているものでは2006年、2012年に次いで3例目です。