1月もきょうで終わり、あすから2月ですが、この冬、降った雪の量について気象予報士の数家さんです。
きのうまでの観測値ですが、今年の冬の降雪量は、平年の6割ほどで雪が少ない傾向にあります。
おとといから降った雪も峠を越えました。
富山市の積雪は、きょう、最大で18センチとなりましたが、この冬、最も積もったのは今月10日の21センチでした。
富山市の降雪量の合計はきのうまでで88センチで、平年の153センチと比べると6割ほどにとどまっています。
また、富山市の平均気温は、先月は5.2度と平年の5.7度より低かったものの、今月はきのうまでが3.9度と平年の3.0度を上回っています。
たびたび寒気は入るもののそれほど強い寒気ではなく、長続きしないため、これまでのところは雪の少ない暖冬傾向です。
しかし、来週は、低温と大雪に警戒が必要です。
現在、北陸地方に「低温と大雪に関する早期天候情報」が出ています。
来月5日水曜日ごろからかなりの低温と、降雪量がかなり多くなる可能性があるとしています。
具体的には、4日火曜日から冬型の気圧配置が強まり今シーズン最も強い寒気が南下します。
予想では、北陸の上空5500mでマイナス40度です。
この強い寒気は10日ごろまで居座る見込みで、大雪となるおそれがあります。
降雪量は、日本海にのびる雪雲の帯、JPCZの動向や風向きに左右されますが、5日、6日は「里雪」の傾向があります。
また、平野部でも氷点下2度から3度の予想ですから路面凍結や水道管の凍結などにも注意が必要です。
今回の寒気は、北陸の上空5500mでマイナス33度でした。
来週の寒気はマイナス40度ですから年に1回あるかないかの強い寒気です。
備えが緩んでいませんか、週末にもう一度、チェックしてください。
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