スタジオには、気象予報士の数家さんです。
また強い寒気が入ってくるんですか?
1回目の寒気より弱いですが、それでも上空5500メートルでマイナス39度から36度ですから大雪を降らせる強烈な寒気です。
こちらは今夜9時の予想天気図です。
等圧線が日本海で西に膨らんでいます。
この形になると、雪雲の帯、JPCZが県内にかかり短時間で集中的に降る”ドカ雪”となる可能性があります。
続いて、こちらはあす朝9時の予想天気図です。
等圧線が南北に、縦に走るように変化しています。
次第に山雪型に変わり、山間部中心の大雪となります。
上空5500メートルでマイナス39度から36度の強い寒気のピークは今夜からあすいっぱいまでです。
気象台は、この期間に大雪警報を発表する可能性が中程度あるとしています。
予想降雪量です。
きょう午後6時からあす午後6時までの24時間降雪量はいずれも多い所で平野部が40センチ山間部が70センチ、その後、あさって午後6時までは平野部が20センチ山間部が40センチの見込みです。
向こう1週間の天気の移り変わりをまとめました。
あすも平野部を含めて雪が断続的に降るでしょう。
あさって日曜日は、止み間も多くなり、平野部でも雪が主体ですが、重く湿った雪となる見込みです。
週明け月曜日は、上空の寒気は次第に弱まります。
祝日の火曜日は、天気は回復傾向で水曜日の朝にかけて晴れ間も広がります。
ただ、天気の変化は早く水曜日の午後から木曜日にかけて前線の通過でまとまった雨になります。
一時的ですが、標高1000メートル以上でも雨が降る暖かさなので特に山間部では雪崩に注意してください。
その後は、再び冬型の気圧配置となります。
長かった強烈な寒波のトンネルは、ようやく週末で抜けます。
この週末は除雪に励む人も多いと思います。くれぐれも用水路への転落や屋根雪の落下などには十分注意してください。
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