砺波市議会の議員報酬について、市の審議会は、きょう、月額5万円引き上げるよう市長に対して答申しました。
一方、議会側が提案していた政務活動費の廃止については、廃止を見送って現在のままとするよう答申しました。
砺波市議会は政務活動費の廃止と議員報酬の見直しに向けて、市の特別職報酬等審議会を開くよう、去年12月に夏野市長に申し入れ、市長が審議会に諮問していました。
そして審議会はきょう、市長に対して答申を行いました。
議員報酬については、現在の月額37万4000円を5万円引き上げて42万4000円とするよう求めています。
一方、政務活動費について、市議会は、全国的に政治不信が募る中、市民の理解が得られにくいとして、廃止を求めていました。
しかし答申では、廃止を見送り現在のままとすることが適当であるとしました。
廃止見送りの理由としては、議員にはいっそう、資質向上のための研さんが求められ、そのための環境の維持が必要としています。
今後は、議員報酬引き上げについては夏野市長が条例の改正を市議会に提案することになります。
一方、政務活動費については、答申内容を受けて、議会側がどう対応するか検討することになります。