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韓国・冬季五輪の「遺産」ケーブルカー、開通1年で18万人利用…メディア撮影スポットに浮上

KOREA WAVE 2024年2月5日 12時0分

【KOREA WAVE】
江原道旌善加里王山ケーブルカー雪景色=旌善郡提供(c)news1

韓国江原道(カンウォンド)旌善郡(チョンソングン)の加里王山(カリワンサン)ケーブルカーが開通1年で地域の人口の5倍を超える観光客が利用し、テレビ芸能番組の撮影地としても注目されるなど、地域の名所として位置づけられている。

旌善郡によると、昨年1月に公式開場した加里王山ケーブルカーは、現在18万人以上の利用客数を記録したと暫定的に集計された。旌善郡の人口が約3万4000人だから、その人口の5倍以上が利用したわけだ。

加里王山ケーブルカーは開通後、祝日など記念日ごとにイベントと連携した観光客誘致活動を展開した。特に2018年の平昌冬季五輪当時、アルペン競技場として活用された▽その競技場のゴンドラを利用したケーブルカーである点▽海抜1381mの加里王山にたった20分で登ることができる――などを紹介しながら観光客を誘致した。

このような活動で観光客が集まった加里王山ケーブルカーは、地域観光産業のランドマークとして位置づけられている。実際に最近、国民MCユ・ジェソクとハハ、アイドル歌手イ・ミジュが出演する「遊ぶなら何する?」、演歌歌手チャン・ユンジョン夫妻が出演した「旬のお姉さん」等、人気芸能番組の撮影スポットになった。

また、芸能人やユーチューバー、インフルエンサーが訪れた加里王山ケーブルカーという噂が広まり、そのファンが訪問して証拠写真を残すなど、主要観光コースとして浮上している。

これに対し、旌善郡は、今年まで一時的な運営条件である加里王山ケーブルカーを恒久的に切り替える対策など、五輪の遺産である加里王山に関する各種のアイディアを提示すると明らかにした。

旌善郡のキム・ヨンファン観光課長は「加里王山ケーブルカーは世界的に屈指の冬季五輪遺産の成功した事後活用の事例だ。韓国の代表的な観光地として急浮上したのはもちろん、後代に引き継がせる大切な資産だ」と評価した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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