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韓国サムスン物産、漢江の公園に「エコ庭園」

KOREA WAVE 2024年5月18日 11時0分

サムスン物産リゾート部門(c)KOREA WAVE

【KOREA WAVE】韓国サムスン物産リゾート部門は17日、2024ソウル国際庭園博覧会に参加し、環境に配慮した2300平方メートルの庭園「エバースケープ:永遠の風景」を造成したと明らかにした。

博覧会には企業、機関、国内外の庭園作家が76の庭園を展示するが、その中で最も大きな規模だ。

カエデなど700本の木とローズマリー、ラベンダーなど1万6000本の草花類で構成された。サムスン物産リゾート部門が直接開発し、国際バラ大会で大賞を受賞したこともある「エバーローズ」も植えている。

「エバースケープ:永遠の風景」は22日まで開かれる2024ソウル国際庭園博覧会の後も10月まで常設展示され、春から秋までトゥクソム漢江公園で季節の変化を体験できる。

サムスン物産リゾート部門は「エバーランド」をはじめとするソウル近郊の龍仁(ヨンイン)団地開発を通じて50年余りにわたり積み上げてきた造園ノウハウを基に、2018年に造園専門ブランド「エバースケープ」を立ち上げた経緯がある。今回披露した庭園は「地球とともに呼吸する」というブランド哲学を込めたメッセージを伝えている。

サムスン物産リゾート部門(c)KOREA WAVE

気候温暖化によって最近は見られにくくなった漢江の流氷を形象化した空間と、漢江の流れでできた沖積層を表現した空間、そして二つの空間を眺望できる「時間の橋」という構造物を設置し、時間を通じて自然が回復するというストーリーを表現している。

廃建築資材とリサイクルプラスチックを活用した演出物と、事前に製作した構造物を組み立てる工法を採用し、エネルギーの使用量を最小化するなど、自然親和的な手法で施工された。

サムスン物産リゾート部門は1970年代、龍仁団地を国土開発のモデルとして開発し、緑地と文化との結合を追求してきた。 龍仁団地に木を植えて育てながら、その中にエバーランド(当時の自然農園)を作り、バラ園、フォーシーズンズガーデンなどのヘリテージ庭園からミュージックガーデン、フォレストキャンプなど、それぞれのテーマとストーリーを持った5大庭園を運営している。

サムスン物産リゾート部門の関係者は「今回の庭園を通じて市民に休息とヒーリングを提供し、自然保全の重要性を伝える機会になることを期待する」と語った。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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