韓国の飲み屋で、「空いている個室がない」と断られたことに腹を立て、消火器を噴射して暴力を振るい、既存の客を追い出そうとしたとして、慶北(キョンブク)警察庁刑事機動隊はこのほど、特殊暴行、業務妨害などの疑いで20代の組織暴力団6人を検挙した。
6人はソウル、京畿(キョンギ)、大邱(テグ)、慶尚北道(キョンサンブクド)地域で活動する同い年の組織暴力団員。
今年2月中旬、慶尚北道慶山市の同僚結婚式に参加した後、親睦を深めるために居酒屋を訪れた。運営するベトナム国籍の事業主から、「空いている個室がない」と言われると、従業員に組織暴力団だと脅して、店内に侵入したという。
さらに、既にいる客らに悪口を言って消火器を噴射したり、従業員に暴力を行使した疑いがもたれている。
警察が捜査を始めた当初、事業主らは既に暴力団員が和解したとして供述を拒否しており、取り調べが難航。しかし、防犯カメラ映像を調べ、被害者を説得したうえで供述を引き出し、6人の一斉検挙に踏み切った。
警察関係者は「最近、MZ世代の組織暴力団が、公共の場所で、頻繁に威力を行使している」とし、「不法行為には厳正に対応する」と明らかにした。
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