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半導体輸出好況、主要国の金利引き下げ期待→韓国人の「経済の心理指数」上昇

KOREA WAVE 2024年5月29日 11時30分

(c)AFP/news1

【KOREA WAVE】半導体輸出の好況と主要国の金利引き下げへの期待などによって、国民経済の心理を示すニュース心理指数が韓国において4カ月連続で長期平均を上回った。新型コロナウイルス感染症の流行が終わって以来、初めてのことだ。

韓国銀行(韓銀)によると、韓銀の実験統計であるニュース心理指数は5月に109.20だった。これは前月(107.84)より1.36ポイント高い水準だ。

これで、ニュース心理指数は長期平均の基準値100を4カ月連続で上回った。

ニュース心理指数は、報道機関の経済ニュースの文章を毎日1万個ランダムに抽出し、肯定・否定などの感性分類を経て文章個数に基づいて作成する。感性分類は機械学習によって進められ、肯定・否定文章数の差を計算して指数を作成する。

指数が基準値である100より▽高ければ記事に反映された経済心理が過去平均(2005~前年)より楽観的である▽低ければ悲観的である――ことを意味する。

ニュース心理指数は新型コロナウイルス感染症の拡大が続いた2022年6月(84.33)から2023年5月(96.52)まで12カ月連続で基準値を下回った。その後、基準値を上回ったことが2カ月連続したことはあったが、3カ月連続はなかった。

しかし、ニュース心理指数は今年1月(99.61)の長期平均水準を下回った後、2月(107.89)は基準値をはるかに上回り、3月(110.65)には半導体輸出好況などのニュースでさらに改善され、2021年12月(111.83)以来29カ月ぶりに最高水準を更新した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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