【KOREA WAVE】韓国で最近、企業などを詐称したオンラインフィッシング犯罪が増えている。主に製品レビューの体験団募集など、アルバイト求人を装って接近してくるパターンだ。
ソウル市電子商取引センターによると、昨年のオンラインモール副業詐欺被害総額は4億3900万ウォン(1ウォン=約0.11円)で、前年比で23倍増加した。1人当たりの平均被害金額は784万ウォンだ。
被害は、オンラインショッピングモールの副業と、共同購買アルバイトの2つの類型がある。採用担当者を装ったフィッシング犯が、携帯メールやSNS、インターネットカフェなどを通じ、被害者を誘い出すという方法だ。
犯罪集団は、企業ホームページのデザインや事業者情報を盗用するなど、詐欺的な手法を駆使している。
最近では、家具業者「H」社の職員を詐称した身元不詳の人物が「レビュー体験マネージャー募集」等の内容でフィッシングをしようとした。
この家具業者は、顧客センターに関連問い合わせが2件あり、事態を認知した。以降、ショッピングモール公示を通じ、「弊社は、レビュー体験団・在宅アルバイトを目的に決済や入金を誘導したりしない」と消費者に知らせた。
フリーランサー斡旋プラットフォームのクモンでも、最近こうした犯罪が相次ぎ、予防策を公示するなどした。クモンは「デロスモール加入を誘導する業者は詐称なので注意してほしい」としている。
韓国インターネット振興院の関係者によると、クーパン、アリエクスプレスなどでも詐称した事例が報告されている。
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