【KOREA WAVE】韓国では外食物価の急騰で家庭食の需要が増えたため、企業型スーパーマーケットの売り上げが増加している。SSMは大型スーパーよりアクセスが良く、コンビニより商品が多く、それぞれのチャンネルの長所を併せ持つ中間的なショッピングチャンネルとして、その地位を確立している。SSMを運営する大手流通会社は、価格競争力の確保やクイックコマース(迅速配送)サービスの拡大などで売り上げげ増大を図る。
産業通商資源省の流通会社の売り上げ統計によると、今年4月、GSザ・フレッシュ、ロッテスーパー、ホームプラスエクスプレス、イーマートエブリデーの4つの大型SSMの月間売り上げ増加率(前年同月比)は3.2%だった。昨年3月のマイナス1.0%から4月は3.7%へと反騰した後、13カ月連続で増加傾向を見せている。
SSMの売り上げは2019年(-1.5%)、2020年(-4.8%)、2021年(-9.1%)、2022年(-2.5%)など4年連続で減少したが、昨年第2四半期から反騰し、今年まで成長傾向が続いた。同期間、農畜産物、生鮮食品、加工食品など食品類の販売が好調に推移した。
各流通会社のSSM事業の実績も改善された。今年第1四半期のGSザ・フレッシュの実績は、売り上げ3809億ウォン、営業利益99億ウォンで、前年同期比それぞれ11.6%、5.6%増加した。ロッテスーパーは売り上げ3287億ウォン、営業利益120億ウォンで、昨年第1四半期より売り上げは0.9%、営業利益は42.2%それぞれ増えた。イーマートエブリデーは売り上げ3508億ウォン、営業利益36億ウォンだった。
今年5月のSSM売場数は、481店を運営しているGSザ・フレッシュが最も多い。続いてロッテスーパー(365店)、ホームプラスエクスプレス(310店)、イーマートエブリデー(252店)の順だ。市場占有率は各社が20%前後で、同程度だ。
各社は最近、SSM売り場で購入した商品を1~2時間以内に直接配送するクイックコマースサービスを強化した。
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