【KOREA WAVE】韓国・光州高裁はこのほど、麻薬類不法取引防止に関する特例法違反などの罪に問われ、1審で懲役12年、罰金2000万ウォンを言い渡されたタイ国籍の男性と、検察側の控訴をともに棄却した。
男性は昨年12月20日ごろ、麻薬1万2088錠が隠された海外航空特送貨物をタイから送り、韓国に密搬入しようとした罪などに問われた。麻薬はチョコレートバーの菓子袋の中に隠されていた。
また、男性はタトゥー用品の中に麻薬3422錠が隠されていた国際小包も密搬入しようとした▽麻薬10万827錠を座布団の中に隠した国際宅配物を航空特送貨物として受け取ろうとした――などの罪にも問われた。男性が密輸を試みた麻薬は計11万6337錠で、大部分が仁川国際空港で押収された。
控訴審は「麻薬類犯罪は摘発が容易ではなく、再犯の危険性が高く、幻覚性、中毒性などによって社会全般に及ぼす否定的な影響が大きい。急速に国際化・広域化・組織化されている麻薬犯罪から韓国社会と構成員を保護するために麻薬犯罪に厳正に対処する必要がある」と判示した。
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