【KOREA WAVE】韓国の産業ロボット企業「ニューロメカ」が、韓国陸・海・空の3軍にロボットを供給することになった。軍内で事故を誘発しかねない危険な作業を自動化し、危険要素を減らすのが目的。ニューロメカが26日、韓国ロボット産業振興院の「先端製造ロボット実証事業」でロボットシステム統合(SI)企業に最終選定されたと明らかにした。
今回の実証事業は、韓国陸軍と海軍、空軍が細部主管機関として参加し、公共実証型で進められる。期間は11月まで。 ロボットを活用し勤労環境改善と生産性確保を目標とする。事業の総括主管機関は啓明大学だ。
陸軍軍需司令部はニューロメカのロボット「インディ12」を活用して接着剤塗布工程でのビジョン検査などを実証する。ロボットが重さ7キロの物を扱う単純反復作業をし、勤労環境を改善する。
海軍第2艦隊第2修理廠ではロボット「インディ7」にプラズマ切断機を適用し、パイプを切る役割を担う。切断工程で発生する騒音とヒュームなど有害環境を改善するためだ。
空軍軍需司令部81航空整備廠ではロボット「インディ12」に溶剤噴射システムを適用し、洗浄工程を自動化する。化学薬品の使用工程でロボットを利用し、作業員の安全を確保する。
ニューロメカのパク・ジョンフン代表は「今回の実証事業で持続的に陸・海・空軍にロボットを適用していき、今後、韓国軍将兵の安全性と効率性を同時に高め、軍需支援分野の事業も次第に拡大していく」と明らかにした。
ニューロメカは今年2月、海軍第2艦隊第2修理廠で啓明大学と協力し、船体の溶接分野にロボットを導入したことがある。
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