ソウル・江南(カンナム)で泥酔して車を運転し、死亡事故を起こしたとして特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致死)に問われたDJイェソン(本名・アン・イェソン)被告に対し、ソウル中央地裁は9日、懲役10年を言い渡した。被告は判決を不服として即日、控訴した。
イェソン被告は2月3日午前4時40分ごろ、泥酔状態で運転して前を走っていた二輪車に衝突し、運転していた50代配達員を死なせた。地裁は「被害者を保護するなど道路交通法上取るべき措置を取らず、事故場所を離れた。逃走の意思もあった」と判断した。
弁護側は結審の際、「芸能分野で天才的資質を備え、中国、タイ、台湾などで海外公演をしながら国威宣揚をした。毎日、深く反省し、75回にわたり反省文を提出した」などと強調し、情状酌量を訴えていた。
イェソンは事故直後、被害者を救護せずに愛犬を抱いていたという目撃談が報じられ、騒ぎが大きくなった。
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