【KOREA WAVE】韓国のあるユーチューバーが「中国で“AI妻”に会った」とアップロードした映像がオンラインで話題になっている。AI妻が出演したユーチューバーの動画は、2つとも100万回に達する再生回数を達成し、大きな人気を得ている。
チャンネル登録者16万人のある旅行ユーチューバーのアカウントに最近上がってきた「家事をする中国ロボットを見て衝撃を受けた理由」という動画は、再生数98万回を記録中だ。その5日前にアップした「衝撃のAIロボットガイド」は再生数118万回を超えた。
このユーチューバーは中国に遊びに行って「ティエトト」と呼ばれるAI女性と結婚した中国男性に会って家に招待される。AI女性の様子を見るために、この男性の家を訪ねると、この女性は最初は充電のためにベッドに横になっている。
充電完了後はリビングに出て目玉焼きをつくったり、洗濯物をベランダに干したりする。卵を割ってフライパンに落とそうとしたら失敗したり、洗濯物をうまく干せなかったり、ベランダのドアを開けられなかったりする姿など、滑稽な動きをみせる。
「AI妻と暮らして苦労はないか」という質問に、男性は「時々、話が聞き取れない」と指摘する。
このユーチューバーとAI妻は、初めての出会いで親しくなり、その後、中国南西部の重慶を観光する。マネキンに似て白い肌のティエトトは「AIロボットらしく」関節を動かす姿が少々不自然だが、あちこち案内してくれる。
ティエトトは地下鉄の車内、重慶の観光地、伝統市場など行く先々で現地市民から注目され、中国人はみな携帯電話でティエトトを撮影する。会う人すべてが「本当にロボットなのか」と尋ねる様子も収められている。
ティエトトはUFOキャッチャーを見て「私には簡単すぎる」と言ったが、人形を一つも取ることができない。マッサージチェアを見つけると、「人工筋肉」が固まったので休まなければと言いながら、普段は瞬きしない目をじっと閉じる。
本当にAIロボットなのか、映像を見る間ずっと首をかしげたが、ティエトトの正体は実は人間だった――。
ティエトトは過去にポッピンダンサーで、夫と火鍋料理の食堂を開いた後、AIロボットを演じながらサービスすることで有名になった。
ネットユーザーたちは「本物のロボットだと思った」「ロボットかと思ったが、コメントを見て人間だとわかった」「うっかりだまされた。人がなぜ詐欺に遭うのかよく分かった」「関節が全部壊れそう」「中に人がいます」「ロボットであるはずがないじゃないか。気をつけろ」「夫がコンセプトに完全に合わせていて笑える」「本当に上手い」などの反応を示した。
この映像は最近、中国がAIとロボット事業でリードしている状況でアップされたため、さらに話題になった。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News