【KOREA WAVE】韓国の防衛産業大手「ハンファ・エアロスペース」は25日、英サリー大学とグローバル宇宙事業協力のためのMOUを締結した。韓国のロケットと英国の衛星を活用した新しい宇宙ミッションの発掘に乗り出す。
サリー大は1979年に宇宙センター「SSC」を設立。1981年に小型衛星自主製作、1992年に韓国初の衛星「ウリビョル1号」共同開発参加など、40年あまり宇宙産業の技術開発、研究をしてきた英宇宙産業を代表する大学だ。
両者はMOUを通じ、衛星サービスと発射サービスの需要が高まる宇宙産業の動向に合わせ、新規の事業機会を模索し、関連情報を共有する。
ハンファ・エアロスペースは韓国の国産ロケット「ヌリ号」でサリー大が開発した衛星を軌道に乗せる新しい宇宙プロジェクトにより、衛星データを基盤にした新しい宇宙サービスを開発することでも協力することにした。
サリー大および英宇宙庁の関係者は23日、ロンドンのエアショーに参加した「ハンファ展示館」を訪問し、ヌリ号を含むハンファの宇宙事業に対するビジョンを聞き、技術力も確認した。
ハンファ・エアロスペースの関係者は「今回の協力をもとに新しい宇宙事業の機会を積極的に模索し、韓国のニュースペース時代をリードしていく」と述べた。
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