【KOREA WAVE】韓国の教員が無分別なクレームと児童虐待通報に悩まされ続けている。昨年、ソウル瑞二(ソイ)小学校の教員が保護者の悪質なクレームで自殺に追い込まれた事件から1年が経過したが、教員に対する不当な通報は依然として減少していない。
教育省の資料によると、昨年9月から今年6月までに受理された教員に対する児童虐待通報159件のうち約70%にあたる111件が最終的に不起訴となっていることが判明した。
瑞二小学校事件以降、教員の児童虐待関連の調査・捜査が進められる場合、教育長が意見書を提出するよう定める「教員保護法」が制定された。
提出された教育長の意見書553件のうち387件(約70%)は「正当な教育活動」であるとされ、保護が必要との判断を示したものは130件(約23.5%)にとどまった。
教員間では通報が「保護者の気分を損ねた罪」として依然として教員を苦しめているとの声が広がっている。
2022年と昨年9月から今年6月までを比較すると、教員に対する児童虐待通報は434件から159件に減少したが、不起訴の割合は59.2%から69.8%に上昇している。
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