【KOREA WAVE】秋の蚊の動きが活発化しているのに、ソウルの観光名所である南山ソウルタワーは殺虫剤を散布していない。
ソウル市の「蚊活動予報」によると、川や池などの水辺での活動指数は8月31日から9月13日まで最高値の100を記録し続けている。これは屋外で10分間立っていると5回以上蚊に刺される可能性を示している。
全国的にも蚊の増加が報告されており、特に秋の暖かい気候と増加した降雨量が原因とされている。8月最終週の蚊の採取数は725匹で、過去の平均583匹を大きく上回った。
ソウル市では多くの観光客から蚊の防除を求める苦情が寄せられているものの、市は森林生態系への影響を懸念し、南山一帯では殺虫剤を使用できないとの立場を示している。
また、殺虫剤による効果が限定的であることや、行政上の理由からも防除活動が難しいとし、訪問者には蚊よけスプレーを持参するように呼びかけている。
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