【KOREA WAVE】日本海に浮かぶ韓国・鬱陵島(ウルルンド)=慶尚北道鬱陵郡=で、ネット通販最大手「クーパン」の配達人として働くキム・スヒョンさん(30代)は月収700万ウォン(約75万円)を稼いでいることで話題になっている。ただ、労働環境は過酷だ。
YouTubeチャンネル「行くところまで行く男」を運営するYoutuberがキムさんを取材した。
キムさんによると、鬱陵島には独自の物流センターがなく、本土からの荷物を船で運び、荷物を受け取りに行く必要があるため、非常に過酷な作業環境だという。
狭い道や急な坂が多く、荷物を手で運ばなければならないことも頻繁で、時には冷蔵庫のような重い商品も運ぶ必要があるそうだ。
キムさんの1日の仕事時間は、通常午前7時から始まり、早ければ午後1~2時には終わる。ただ船の運航が遅れると夜遅くまで作業が続くこともある。
特に鬱陵島の険しい地形と高額な燃料費も課題となっており、月収のうち手元に残るのは600万ウォン程度(約65万円)だとしている。
キムさんの仕事ぶりを目の当たりにしたYouTuberは、陸地での配達人よりもはるかに大変だと感じている。視聴者からは「鬱陵島の英雄だ」「もっと高い報酬を与えるべきだ」といった声が多く寄せられている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News