【KOREA WAVE】韓国光州市北区のマンションで今年4月、高齢夫婦を襲って1人を死亡させた事件があり、光州地裁はこのほど、殺人と傷害の罪に問われた男性被告に懲役20年を言い渡した。また治療監護と10年間の位置追跡電子装置の装着も命じた。
被告はマンション内を異常な行動をしながら歩き回り、廊下とエレベーターで高齢夫婦に襲いかかった。夫婦が使用していた杖を奪って振り回し、頭部に重傷を負わせた。妻は病院で死亡。夫は治療を受け、命に別状はなかった。エレベーターの中で遭遇した体格の良い男性には危害を加えなかった。
被告は最終陳述で「薬を飲まなかったことで事件が起きた。病気のせいで迷惑をかけて申し訳ない」と述べた。
地裁は「高齢者を無差別に襲った。無差別犯罪は誰もが被害者になり得るため厳罰が必要だが、当時の精神状態を考慮して量刑を決定した」と述べた。
検察側は懲役30年を求刑していた。
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