【KOREA WAVE】韓国で60代の“当たり屋”の女性が保険金を詐取する事件があり、現地警察はこのほど、その様子を記録した防犯カメラの映像を公開した。
それによると、女性は高陽市(コヤンシ)の路地で、後方から近づくオートバイのほうに向かい、接触していないのに地面に倒れ込んだ。この事故で病院治療とともに示談金を受け取った。
さらに約1年後、横断歩道で走行中の車に右手を当て、別の日にはバックする車に左足をぶつけた。これら3件の「事故」で女性は約600万ウォン(約66万円)の示談金を得た。
警察は短期間で3件の事故が発生したのは不審だと見て、保険詐欺の疑いで捜査を開始。女性に犯罪歴はなく、疑惑を全面的に否定していたが、警察は関係者の証言や口座取引記録、国立科学捜査研究院の鑑定書などをもとに保険詐欺防止特別法違反容疑で検察に送致した。
裁判では▽全ての事故が故意であり▽保険金を過大請求した――点が認定され、女性に罰金刑が言い渡された。
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