【KOREA WAVE】韓国の228市郡区のうち約10%の地域に産婦人科が存在しないことがわかった。産婦人科のない一部地域では、過去5年間で出生率が50%以上急減している。
健康保険審査評価院の資料によると、今年6月末時点で産婦人科がない市郡区は23カ所で、すべてが非首都圏だった。
産婦人科がない市郡区は、江原道(カンウォンド)の横城郡(フェンソングン)、平昌郡(ピョンチャングン)、旌善郡(チョンソングン)、華川郡(ファチョングン)、高城郡(コソングン)、襄陽郡(ヤンヤングン)と、慶尚北道(キョンサンブクト)の青松郡(チョンソングン)、栄陽郡(ヨンヤングン)、高霊郡(コリョングン)、星州郡(ソンジュグン)、奉化郡(ボンファグン)、鬱陵郡(ウルルングン)などだ。
産婦人科がない地域では、出生数が減少する傾向にある。慶尚北道栄陽郡などは2019年と比較すると、出生率は50%以上落ち込んでいる。
出生数の下位30位に含まれる市郡区を見ると、産婦人科がない23カ所のうち14カ所はこの5年間、下位30位にとどまっている。
専門家は「出生数が一貫して減少している背景には、劣悪な医療サービスの影響もある。政府は医療の空白地帯の解消とともに、母親と胎児が均等に医療支援を受けられるよう、地域の社会経済的状況に合わせた政策を策定する必要がある」と強調した。
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