【KOREA WAVE】「子どもがどうしても見たいと言うので、他の予定を変更して来ました」。ソウル市内で1日午後、「国軍の日」の軍事パレードを観覧していた男性が、行進の動画を見せながらこう話した。
今年の軍事パレードは、昨年10年ぶりに再開されてから、2年連続での開催となった。午後4時から、ソウルの崇礼門から光化門一帯の世宗大路を行進し、「怪物ミサイル」と呼ばれる「玄武-5」や長距離地対空ミサイル、ドローンや戦車、自走砲などの主要兵器が一般市民の前で公開された。
市民らは世宗大路の両側に詰めかけ、熱心に軍事パレードを見守った。子どもたちを肩車に乗せる父親や、見やすい場所を確保するために近くの店で急遽プラスチック椅子を購入する人も見られた。女性は「昨年の軍事パレードをYouTubeで見て、楽しみにしていました」と語った。
軍事パレードに対する関心は非常に高く、多くの市民が道端に設置されたトラックや花壇の上に登って観覧していた。2階建てのカフェも満席で、窓に張り付いて軍事パレードを見物する客が多かった。外国人観光客もその場に足を止め、写真や動画を撮影していた。
空を飛ぶFA-50やKF-16、F-35A、F-15Kなどの戦闘機が轟音を響かせると、群衆から歓声が上がった。陸軍の主要航空戦力である「アパッチ」ヘリコプター部隊の飛行にも、多くの人が手を振って応じていた。子どもたちは耳を塞ぎながらも目を離せない様子だった。
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