【KOREA WAVE】韓国で「今夏40度になる」と言い当てた韓国の学者が「今冬は氷点下18度を下回る」と予測して話題になっている。
啓明大学環境工学科キム・ヘドン教授はこのほど、CBSの「キム・ヒョンジョンのニュースショー」で、今年6月に「今夏の気温は40度を超える」と予測したことについて、「今年は北太平洋高気圧の勢力が長く続くと予測したのは私だけではなく、世界気象機関も、スーパエルニーニョが終わった2年目であるため、気象が深刻になると見通していた」と語った。
今年の秋夕まで続いた猛暑や熱帯夜についても「気温は37度まで上がり、湿度も高かったため体感温度は49度に達した。これは西太平洋赤道海域の水温が非常に高かったためで、現在も韓国の開城以南の海水温はほぼ30度を維持している」と説明した。
また、産業革命以降、温室効果ガスが増えたことで地球の熱が蓄積され、その90%以上が海に入ったと指摘。「地球の70%が海で、30%が陸地だ。陸地が広大な海に浮かぶ小さな島に過ぎない中で、周囲が暑くて陸地が暑くないほうがむしろ異常だ」と述べた。
そのうえで、キム教授は今冬の気温について「非常に寒くなるだろう」と予測し、「氷点下18度を下回った2021年や2022年の冬と同じパターンになる可能性が高い」とみている。冬に入るとラニーニャ現象(太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が続く)が発生し、韓国や北米大陸に北極からの寒波が強く流れ込む可能性が高いという。
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