【KOREA WAVE】韓国国防省傘下にある韓国軍事問題研究所の所長が「女性が軍隊に行けば結婚と出産が増加する」と発言し、物議を醸している。共感する意見もある一方、軍を「出産の手段」とする意図があるのではとの批判も出ている。
約108万人の登録者を持つYouTubeチャンネル「ペンアンドマイクTV」で8日、韓国軍事問題研究所のキム・ヒョンチョル所長が「女性も軍隊に行くべきか」というテーマのインタビューに応じた。
韓国軍事問題研究所は1994年に設立され、国防・軍事・安保分野での研究を通じて政策を提言する非営利公益財団法人。キム所長は空軍出身で、国防相の任命を受けて2022年11月に院長に就任した。
インタビューでキム所長は「女性が軍隊に行けば出産率が上がる」という趣旨の発言を続け、「男女は別々の部屋を使うだろうが、大学の寮のように自然とカップルができるだろう。そこで友情が深まり、結婚が増えて子供も多く生まれるのではないか」と述べた。
この発言に対して「軍隊は出会いの場なのか」という批判や「カップルがいないから出生率が低いわけではない」といった指摘が出る一方で、「その通りだ」と共感する声もあった。
SBSの取材に対し、キム所長は「男女の出会いの場が必要だという趣旨で軽い気持ちで発言した。不適切であれば謝罪する」と述べた。
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