【KOREA WAVE】韓国で今年第1四半期時点で、3つ以上の金融機関から借り入れた「多重債務者」が450万5000人に達し、過去最大を記録したことが韓国銀行の資料でわかった。借入残高は558兆6000億ウォン(約57兆円)に達している。
家計貸出者全体(1983万人)のうち、多重債務者の割合は22.7%で、これも過去最大となった。
年齢別に見ると、60代以上がこの5年間で20万7000人増加し、借入残高は20兆3000億ウォン増加した。また、30代以下でも7万3000人増加し、借入残高は15兆4000億ウォン増加した。一方、40代では人数が減少したものの、借入残高は12兆8000億ウォン増加した。
多重債務者の中でも、低所得者や信用スコアが低い「脆弱債務者」の延滞率が上昇している。第1四半期における脆弱債務者の延滞額は8兆9000億ウォンで、延滞率は10%に達している。これは、全体の延滞額15兆6000億ウォンのうち、脆弱債務者が半数以上を占めていることを意味している。
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