【KOREA WAVE】麻薬の密輸を企てたとしてタイ・バンコク近郊のホテルで逮捕された韓国の40代男性容疑者が、護送車内や刑務所からユーチューブでライブ配信し、物議を醸している。
14日のJTBC「事件班長」によると、容疑者は覚醒剤を隠したコーヒー箱やビーズクッションをタイから韓国に送ろうとした疑いが持たれている。逃亡中は「タイの富豪」と名乗り、ユーチューブを配信していたことも判明した。
容疑者は逮捕後、護送車内でたばこを吸いながら「人生でいろいろあったが、タイの刑務所にまで来るとは」と語り、ライブ配信を始めた。また、タイのパタヤの美しい海を見て「脱獄しようかと思った」と冗談を言い、視聴者にチャンネル登録を促した。
その後も収監先の外国人用刑務所でライブ配信を続けた。囚人を出演させて「この男は5人刺してきた」と紹介したり、自分の口座を公表して寄付を募ったりした。また、タイの刑務所では金を払えば携帯電話の使用が黙認されると述べ、賄賂を渡していることをほのめかした。
容疑者は2021年にフィリピンで性売買関連サイトを運営して数千万ウォン(数百万円)を稼ぎ、インターポールから手配された後、韓国に送還され服役していたという。反省の様子はなく「世界中の刑務所を回ってみたい」などと語った。
番組に出演したパク・ジフン弁護士は「刑務所ではこんな行為は不可能なので、拘置所にいるのだろう」と指摘。韓国に戻ればさらに処罰を受けることになると説明した。
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