【KOREA WAVE】韓国の作家、ハン・ガン(韓江)さんがノーベル文学賞を受賞したことを受け、「論述や国語の試験でハン・ガンさんの作品が出題される可能性が高い」と主張する塾などの私教育機関が増え、マーケッティングが過熱している。
首都圏の多くの読書・論述塾では、ハン・ガンさんの受賞後、その作品を教材に使っていると宣伝し、特に難解な作品には私教育が必要だと強調している。また、小学生から早期に準備する必要があると不安を煽る宣伝もみられる。
ただ専門家は、こうしたマーケティングが学生に読書への嫌悪感を抱かせ、学習の興味を失わせる危険があると指摘している。
論述塾はハン・ガンさんの作品の出題可能性を強調しているため、無理に読書を促すことが教育的に有害であるとの声が高まっている。
ソウル市江南区大峙洞所在のある論述塾は、ネイバーブログに「ハン・ガンさんのノーベル賞受賞により、大学入試論述にハン・ガン作品が出題されるだろう。出題予想図書を把握することは非常に重要だ」と広報文を書いた。
大峙洞にある別の論述学院はブログに「ハン・ガンさんのノーベル賞受賞以後、文学に対する関心が国民的に高まるはずだし、概して読解水準が上がり大学入試論述など国語関連試験の難度が非常に高くなる。小・中学生たちはさらに高度な読書をしなければならないだろう」と指摘した。
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