自分たちの暴力組織を侮辱するような内容を放送した韓国のユーチューバーを懲らしめるよう配下の組員に指示し、実際に負傷を負わせたとして、暴力行為等処罰に関する法律違反(団体等による共同傷害教唆、団体等の構成・活動)の罪に問われた暴力団幹部に対し、韓国水原(スウォン)地裁安山(アンサン)支部はこのほど、懲役5年を言い渡した。実行役の組員は懲役4年だった。
判決などによると、昨年9月26日、ユーチューバーの男性が安山市の飲食店で暴力団員から顔を数回殴られる事件が発生した。男性は鼻骨を折るなどの重傷を負った。暴行後、組員たちは逃走したが、4日後に慶尚南道(キョンサンナムド)の居昌(コチャン)で逮捕された。警察の捜査により、組織の幹部がこの暴行を指示したことが判明した。
検察は「市民の安全を脅かす暴力組織犯罪には厳正に対処する」として控訴を検討している。
この事件では先月、幹部の指示を受けて実際に暴行を加えた他の組員2人もそれぞれ懲役2年と3年の判決を受け、現在控訴審が進んでいる。
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