【KOREA WAVE】ソウル・汝矣島(ヨイド)の焼き肉店で、江原道旌善(チョンソン)郡の公務員が40人分の団体予約をしておきながら無断キャンセルし、波紋を広げている。JTBC「事件班長」が30日伝えた。
焼き肉店の経営者は9月8日、旌善郡庁の外注業者から「他の客と混ざらないよう40人が会食できるスペースがあるか」と尋ねた。経営者と業者は料理について細かいやり取りをした後、「予約する。具体的なメニューは後で決める」ということで折り合った。業者側は「予約する」と繰り返したという。
ところが予約当日――。アルバイトを早く出勤させて準備をさせ、セッティングも済ませた後、経営者は予約30~40分前に確認の電話をかけた。すると、業者は「予約していたんですか? 思い出せないので、本当にごめんなさい」と言ったという。
経営者が通話の録音記録を示し、食材の準備や人員確保に要した費用を返してほしいと求めると、業者は「私たちがどうすることもできない」といい、しまいには「我々は外注業者なので、どうしようもない」と、郡庁に責任を転嫁した。
郡庁側は謝罪しつつも「業者が予約をしなかったのではなく、予約をキャンセルするのを忘れたようだ」と外注業者をかばった。
経営者は役所の不誠実な対応に憤りを隠さず「予約が守られなければ社会的に問題提起する」と発言した。
最終的に役所側が一部賠償を提案したが、金額が折り合わず、合意に至っていない。
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