【KOREA WAVE】韓国の会社員が転職を決断するのは「今働いている会社のビジョンや将来性に不安がある」場合であることが、大韓商工会議所傘下の研究所「持続成長イニシアチブ」の調査でわかった。また、転職時に給与が20~30%増となることを希望する人が多かった。
SGIが10月14~18日、会社員310人を対象に実施した調査によると、「転職提案を受け入れる理由」について、「会社のビジョンや将来性に対する不安」(34.6%)が最も多く、これに「給与への不満」(33.1%)▽「仕事内容への不満」(15.8%)▽「同僚への不満」(5.8%)などが続いた。
この質問で、チームリーダーとチームメンバーの間で回答傾向に差が見られた。チームリーダーは「会社のビジョンや将来性に対する不安」(38.8%)が1位であったのに対し、チームメンバーは「給与への不満」(35.4%)が1位となり、リーダーはビジョンに、メンバーは給与に重きを置いていることが浮き彫りとなった。
一方で「希望する給与が得られても転職を躊躇する理由」としては「会社のビジョンや将来性に満足しているから」という回答が32.7%で1位で、「同僚に対する満足」(31.4%)▽「仕事内容に対する満足」(21.7%)が続いた。この質問でも、チームリーダーでは「会社のビジョンや将来性への満足」(42.2%)が1位で、チームメンバーでは「同僚への満足」(39.5%)が1位となり、職位による価値観の違いが確認された。
また、転職を決意するにあたり希望する給与の増加率については、「20~30%」の増加を希望する回答が圧倒的に多く67.3%に達し、次に「同水準」(12.3%)、「50%以上」(11.2%)、「2倍以上」(9.2%)が続いた。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News