【KOREA WAVE】韓国・済州島の飲食店で、酒代が高すぎると抗議した中国人観光客を監禁し、さらに400万ウォン(約44万円)を追加請求したとして、特殊強盗などの罪に問われた従業員の男性に対し、済州地裁はこのほど懲役4年を言い渡した。共謀した26歳の男性と21歳の女性には、それぞれ懲役2年6カ月の実刑、懲役6カ月・執行猶予1年の判決が下された。
事件は3月27日、済州道西帰浦市にある飲食店で発生した。中国人観光客が約200万ウォン(約22万円)を超える酒代の支払いを拒否すると、男性は他の従業員2人とともに、この客を店内の一室に3時間半以上監禁して「支払わなければ暴力を振るう」と脅したうえ、クレジットカードと携帯電話を取り上げたとされる。その後、3人は奪ったカードと携帯で、計600万ウォン(約66万円)を不正に決済した。提供された酒は偽物だったという。
主犯格の男性には詐欺や暴行、飲酒運転などの犯罪歴があり、もう一人の男性も執行猶予中だった。
裁判所は「被害者が中国人であるため、対抗できないと考え犯行に及んだ。被害者は経済的損害を被っただけでなく、相当な恐怖を感じたと考えられる」と述べた。
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