Infoseek 楽天

韓国ホームショッピング各社の試行錯誤…ファッション・食品を強化、第3四半期の収益好調

KOREA WAVE 2024年11月13日 11時30分

CJオンスタイル提供(c)news1

【KOREA WAVE】韓国のテレビホームショッピング業界が厳しい経済環境にもかかわらず、2024年第3四半期にファッションや食品、リビング商品の分野での販売に集中し、売り上げや収益性の向上を実現していることが明らかになった。

CJ ENM傘下のCJオンスタイルは、第3四半期の営業利益が前年同期比29.6%増の92億ウォン(約10億円)となり、売上高も11.2%増の3338億ウォン(約368億円)に達した。大手番組「チェ・ファジョン・ショー」などの影響で、プレミアム美容、ファッション、健康食品、リビング商品が好調に推移した。特に有名人を起用したモバイルライブショーが好評で、モバイルライブコマースの取扱高が88.6%増加している。

現代ホームショッピングは、営業利益がわずかに減少したものの、ファッション、キッチン用品、食品分野での堅調な売れ行きにより売上高が0.3%増加。さらに、ロッテホームショッピングは低利益商品を減らし、ファッションやビューティーなどの高利益商品に注力した結果、黒字転換を果たした。

一方、GSリテール傘下のGSショップは、TV視聴者数や取扱高の減少により、売り上げと営業利益がそれぞれ3.4%、2.7%減少したものの、新商品の投入を増やすなどの工夫で業績悪化を最小限に抑えた。

第4四半期に向けて各社は秋冬シーズンに合わせ、収益性の高いファッションやビューティー商品を中心に、独自ブランドやモバイルでの競争力をさらに強化する方針を示している。

CJオンスタイルはコンテンツ力強化に注力し、新規顧客やブランドの拡大を目指す一方、現代ホームショッピングはショートフォーム動画や多様なプラットフォーム展開に力を入れる。

GSショップも、アプリの全面改修とAIを活用した商品キュレーションを進め、新たな成長を図る予定だ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

この記事の関連ニュース