【KOREA WAVE】韓国小規模事業者大会がこのほど、京畿道高陽市のKINTEXで開かれ、さまざまな最新ロボット技術が披露された。会場ではロボットが個別化した化粧品を作る、コーヒーを淹れる、さらにはチキンを揚げるなど、未来的な体験が来場者を魅了した。
大会は2006年に始まり、今年で19回目を迎えた。小規模事業者の社会的・経済的地位向上を目的に開催されるこのイベントは、毎年の恒例行事として定着している。今年のテーマは「デジタルトランスフォーメーション」で、来場者は最先端のスマート技術を実際に体験できる場となった。
AIロボットで個別化された化粧品を体験した67歳の女性は「自分専用の化粧品をロボットが作ってくれるなんて、まるで若返った気分だ」と興奮した様子だった。このほかにも、AIを活用したアイスクリーム製造や、スマートミラーでのヘアスタイルシミュレーションなど、会場には最新技術が並んでいた。
特に目を引いたのは、小規模事業者のニーズに特化した「バリアフリーキオスク」。視力が弱い人向けにボタンや文字が拡大される「低視力モード」や、車椅子使用者向けに画面が低位置に移動する「低姿勢モード」など、多様な利用者に配慮した設計が特徴だ。
また、メディカルテクノロジー企業の「エックスボディ」は、体の筋骨格を分析する装置を展示し、来場者に個別の健康診断結果を提供した。足の形状を検査する「アーチファインダー」も注目を集め、検査結果に基づいてその場で適切な靴を購入する体験が可能だった。実際にスリッパを購入したソウル市内の小規模事業者連合会の代表は「こうしたデータに基づく提案は非常に実用的だ」と語った。
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