【KOREA WAVE】韓国のプラットフォーム業界が日常サービスを改編し、個人の嗜好に特化した機能に力を入れている。天気予報、場所検索、予約サービスなど生活密着型の機能に、個々のスケジュールや趣味に対応する仕組みを追加している。
ネット大手カカオはポータルサイト「Daum」は天気サービスに「テーマ」タブを新設した。ゴルフ、全国100大名山、空港という3つのテーマで、特定の場所の活動に適した天気を5段階で示す「テーマ指数」を提供する。この指数は気温、降水量、積雪、風向、突風、微細粒子などの要素を総合的に評価し、「非常に良い」から「非常に悪い」の5段階で表される。
例えば、首都圏でゴルフを予定している利用者は、ゴルフ場177カ所の中から希望の場所を選び、風向や降水量を含めた詳細な天気情報を確認できる。登山を計画している場合は、リストから目的の山を選び、日付と時間に応じた適切な天気かどうかをチェック可能だ。
また、カカオマップの「トレンドランキング」と連携し、ゴルフ場や山、空港周辺の人気飲食店や観光地を紹介している。さらに、関連する商品を紹介するショッピングリストも確認できる。
一方、ネット大手ネイバーは場所検索・推薦サービス「MYプレイス」を個人化プラットフォームとして刷新した。これまでのレビュー中心のサービスから、地図、予約、交通手段など関連情報を一括して提供する形に改編した。
特に、利用者の活動記録をもとにしたパーソナライズされた情報提供が特徴だ。例えば、予約した場所の訪問日が近づくと、その地域の天気や交通手段別の所要時間、観光名所やグルメスポットを包括的に推薦する。ネイバーのAI技術「AirSPACE」を活用し、予約場所に関連する情報を一度に把握できる。
さらに、「タイムライン」タブでは、予約情報や訪問した場所の写真・動画レビューを一括管理できる機能を提供している。フィルターや日付検索で特定の活動内容も簡単に確認できる。
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