【KOREA WAVE】昨年大学に進学した韓国の女子大生が時給7万ウォン(約7700円)の高額アルバイト募集広告を見て、「モダンバー」(韓国における洗練されたスタイルのバー)に応募した。「健全なトーキングバー」という触れ込みを信じて面接を受けたが、風俗業のムードを嗅ぎ取って諦めた。「健全」に稼げる高額バイトは本当に存在するのだろうか。
女子大生は「帰宅して検索すると『健全なトーキングバーは存在しない』との情報が多く、もしアルバイトを始めていたらと思うと恐ろしくなる」と話した。
こうした風俗関連のアルバイト募集は求人サイトで簡単に見つかる。条件を「ソウル全域」「女性」「20歳」で指定して検索すると、時給6万~10万ウォン(約6600~1万1000円)の高額アルバイトがたくさん出てきた。「初心者歓迎」「酒の強制なし」「高収入」をうたい、内容は「酒席での話し相手」が多かった。
トーキングバーの高額アルバイトに応募した別の女子大生は「軽いボディタッチがあるかもしれない」との説明を受けて断念した。それでも「サービス業務だから」「時給6万ウォン以上稼げる」と執ように説得されたという。
求人サイト運営者は「広告に記載されていない業務を面接で提案された場合、すぐに通報すべきだ」とし、「通報があれば広告は即座に削除される」と強調。応募ボタンを押す前に業務内容をよく確認するよう注意を促した。
警察関係者は「求人サイトにおける風俗店従業員の募集自体は違法ではない」としつつも「未成年者を対象とした採用は法律違反だ」と警告した。
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