【KOREA WAVE】「スーパー円安」の影響で、韓国では物価高の中でもコスパを重視する消費者が増加し、ホームショッピングで販売される日本旅行パッケージが高い人気を集めている。今年、複数のホームショッピング会社で日本旅行商品の相談件数が全体で1位となった。
GSリテールが運営する「GSショップ」では、今年の日本旅行商品に関する相談件数が約9万件で、全体相談件数の23%を占め、最も高い割合を記録した。昨年から続く円安の影響で相談件数そのものに大きな変化はなかったものの、国別で日本が最も人気だった。
一方、ロッテホームショッピングでは、相談件数の40%を日本旅行商品が占め、こちらも1位となった。特に、旅行のピークシーズンである1月には相談件数が70%増加し、7月にも40%の大幅な増加が見られた。
ロッテホームショッピングの関係者は「大阪、沖縄、北海道など、国内でよく知られる観光地の商品が人気だ。11月17日に放送された北海道4日間パッケージだけで2000件の相談があった」と説明している。また、6月には夏のエメラルドビーチが魅力の沖縄旅行に3000人以上が集まったという。
CJオンスタイルでは、8月3日に放送された「ノーランプンソン大阪4日間パッケージ」が大きな反響を呼んだ。円安が続く中、夏休みや学校の休暇シーズンが重なり、放送60分間で2200件以上の相談予約が寄せられた。CJオンスタイルの関係者は「年末年始の近場海外旅行の需要に応え、日本パッケージは引き続き人気だ」と述べ、11月23日の北海道プレミアムパッケージも1500件近い相談が入ったと語った。
また、現代ホームショッピングでは、今月3日と17日に放送された北海道温泉ホテルパッケージに1万件もの相談が殺到した。会社側によると、これは予想の3倍以上の反響だったという。現代ホームショッピングは12月7日にロッテ観光の北海道パッケージ商品を放送予定で、冬の需要が高い地域に重点を置いた編成を計画している。
ホームショッピング各社の特性により、日本旅行商品の人気には違いが見られる。CJオンスタイルでは、家族旅行の需要が高く、欧州や米国、エジプトなどの長距離パッケージが特に人気。一方、現代ホームショッピングは欧州を含む高額プレミアム旅行商品に強みを持っている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News