【KOREA WAVE】ソウル地下鉄2号線で先月25日、運行中の列車の車掌がトイレに行ったことで列車が20分遅延した。ベテランの乗務員によると、この背景には1回の乗務が2~3時間も続き、途中でトイレに行くのが現実的に不可能な状況があるのだという。
地下鉄の乗務員らは、生理現象を処理する手段として列車を一時停止してトイレに行くか、運転室内の簡易トイレを利用するしかないと話す。ただし、駅間の距離が短い場合、簡易トイレを使っていると次の駅に到着してしまうため、実行は困難という。
そんな事情から、乗務員は勤務前に水分や食事を極力控えるなどして対応している。ある乗務員は「昼食前の勤務の場合、終わるまで何も食べない」と語った。
ソウル交通公社は、線路付近に設置した簡易トイレの利用促進や運転時間の短縮を検討。関係者は「生理現象の対応は避けられない課題であり、対策を議論している」と述べた。
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