韓国・大田(テジョン)地裁は、チャットアプリを悪用して未成年女性になりすまし、不特定多数の男性から約4580万ウォン(約504万円)をだまし取ったとして詐欺罪に問われた男性被告に懲役10月・執行猶予2年を言い渡した。2日に韓国メディアNEWSISが報じた。
被告は2021年4月14日から2023年11月24日までの約2年半にわたり、チャットアプリに「女子中学生」として登録。生活費が必要だと訴え、小額の送金を求める手口で282回にわたり金銭をだまし取った。
被害者の男性たちは当初数千ウォン(数百円)から始まり、最大で50万~90万ウォン(約5万5000円~約9万9000円)を送金したという。
被告は「援助交際をしながら一人暮らしをしている」と偽り、送金先には自分の姉名義の銀行口座を指定していた。
地裁は長期間にわたって多額の金銭をだまし取った行為について悪質と指摘したが、一部の被害者と示談が成立していることや被告が罪を認め反省している点を考慮した。
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